2009年の政権交代で自民党・麻生内閣が退陣する直前、河村建夫官房長官(当時)に渡った内閣官房機密費2億5千万円を短期間で使い切った問題について、市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーが、使途を記録した文書を不開示とした国の処分取り消しを求めた裁判が22日、大阪地裁(田中健治裁判長)で行われました。判決では、一部の帳簿や領収書など従来より範囲を広げて開示を命じました。機密費の持ち逃げが疑われる不可解な支出は、09年9月に起きました。
【2012年11月23日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント 通常、内閣官房長官が国庫に請求する機密費は、月平均1億円ずつ2回)の支出が平均的とされています。ところが同月には、1回に2億5千万円も請求し、全額を10日あまりで使い切る突出ぶり。あまりにもおかしい。自民党の総選挙費用に丸ごと「官房機密費」」という税金を使い込んだ形跡が疑われても仕方がない。こんな政党に再び政権を与えたら、わが国の財政はいよいよ破たんしてしまう。亡国政権を許さないために、力を合わせましょう。