「一定の上限を設けて企業・団体献金を認める」。日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は20日、「太陽の党」との合流にあたり、「企業・団体献金の禁止」(「維新八策」)を撤回し、一転して企業献金を受け取ることを表明しました。大阪市役所で記者団の質問に答えました。橋下徹は19日の大阪府高槻市の演説で、太陽の党との合流を「政策抜きの野合」と批判されていることについて、「政治に一番必要なのは政策を語ることではない」と述べ、開き直りました。

 橋下徹は「政治に一番重要なのは実行すること」と強調しますが、大阪府や大阪市でやってきたのは住民いじめの福祉切捨てと、「思想調査」など憲法違反の独裁政治です。こうした実態を隠し、政策を語らぬまま「白紙委任」を求めるのは、究極の無責任政治をはびこらせるだけです。
【2012年11月21日付しんぶん赤旗に掲載】