「日本維新の会」代表の橋下徹大阪市長は12日、総選挙後に政権を獲得した場合の運営指針として同党の「維新八策」をもとに「骨太2013~16」を策定すると話しました。社会保障や経済、エネルギー外交安全保障などの各分野で「日本を賢く強くする」とのメッセージを貫くと称して、「企業減税」や「規制緩和」などを提示。「消費税5%(引き上げ)なんかでは社会保障財源はとても間に合わない」と述べ、社会保障では「保険料と給付水準を見直す論理」を示すと語りました。

 また、TPP(環太平洋連携協定)をめぐる野田首相の動きについて「別に選挙の争点にしなくても政府が交渉参加を表明すればいいだけ」と述べ、破壊的な影響が懸念される農業については「淘汰(とうた)を前面に出す」などと語りました。「骨太の方針」を掲げた小泉政権との関係については「意識していないが、競争政策とか同じような考えの人が集まっているから同じようなスタイルになる」と述べました。

【2012年11月13日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント 小泉政権の「構造改革」を政策的に支えた竹中平蔵が、今度は「維新の会」でアルバイト?「骨太の方針」というタイトルもそっくりです。その中身は最悪で、国民にとっては“夢も希望”もありません。この「政策」をまともに実行したら、この国をメチャメチャに亡ぼすことになるでしょう。ハシズムの到来を許さないために、有権者の良識の審判を訴えます。