秋も深まり、、そろそろ暖房器具を使い始める家庭も多いのでは?電機の暖房器具は燃料系のものに比べ、室内の空気が汚れにくい、炎が出ないため安全性が高いことなどが人気の理由。とはいえ、気になるのは電気代です。家電&インテリアコーディネートの戸井田園子さんに、節電&節約のヒントを教えてもらいました。

◆ ①サーモスタットの有無を確認
 いずれの機器も、出力のコントロールが自動でされれば、ある程度、無駄な電力消費はカットできます。お手持ちの機器にサーモスタット機能がついているかどうか、確認してみましょう。サーモスタットがついていない場合は、自分で調節することを心がけてください。

◆ ②小まめに温度調節
 サーモスタットに任せるだけでなく、タイマーを設定したり、小まめに【強 弱】を切り換えたりすれば、より節電になります。例えば、電気カーペットやオイルヒーターなども【強】で運転し続けていてはダメ!電気カーペットの設定を半面にしたり、【弱】にするなど小まめに温度設定をコントロールして無駄をカットしましょう。

◆ ③適材適所で使う
 それぞれの特徴に見合ったシーンで使いましょう。◎部屋全体を長時間暖めたいなら、省エネ性が高い「エアコン」 ◎朝や帰宅後の短時間集中的に暖めたいなら、立ち上がりが早い「ファンヒーター」 ◎洗面所やトイレなどの暖房なら、身体を暖めてくれるカーボンなどの「電気ヒーター」 ◎スポット的に自分の居場所だけなら「電気カーペット」や「こたつ」

◆ ④組み合わせて
 暖房器具は①部屋全体を暖めるタイプと②身体を直接暖めるタイプに分けられます。これら2つのタイプを上手に組み合わせることが重要です。「エアコン+ホットカーペット」や「ファンヒーター+こたつ」など、【部屋全体を暖める暖房器具】+【身体を暖める暖房器具】の両方を組み合わせて使うと、快適&省エネな暖房が実現できます。<後略>

【2012年11月12日付しんぶん赤旗に掲載】