空は快晴、気温は8度。愛犬・フクが約束の6時にクンクンと催促し、いつもの散歩道を出発した。朝陽がまぶしく空は真っ青で気持ちがいい。乾いた空気を吸い込み造園業の樹木の向こうを見ると、案の定真っ白に雪化粧した冨士が垣間見えた。高台にある農道を進み、振り返ると空に聳えて凛々しい姿になっていた。この冬3度目の朝焼けの冨士だ。そこで、刈り入れの終わった畑道で詠んだのがこの1句。“いま一”の句でも心は浮き浮きだ。