民主党の自民党化、自民党のいっそうの反動化、突撃部隊としての日本維新の会の台頭ー。3つの要素が相呼応した反動的逆流の強まりの中で、改憲の動きが重大な焦点となっています。いずれも「集団自衛権」「改憲」を押し出しています。そして、25日に辞意表明した石原慎太郎東京都知事を中心に「新党」に移行するという「たちあがれ日本」は、天皇の元首化などを掲げる時代錯誤の復古主義です。石原氏も、「現憲法を破棄せよ」などと妄言を吐いてきました。
【2012年10月28日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント これでは日本の政界が“右へならえ”一色になってしまうではありませんか。ところが「保守勢力の結集」を叫ぶこれらの右より政党は、国民に“夢”や“希望”をアピールする政策を何一つ準備できない決定的な弱点を引きずっています。

 「憲法遵守」「即時原発ゼロ」「消費税増税の撤回」「TPP参加反対」「オスプレイ配備反対」などの重要課題で、閉塞感を打ち破る政治の実現こそ多くの国民が求めている道です。日本共産党の大躍進で、賞味期限の切れたふるい政治を革新させましょう。