フィリピンのアキノ大統領は19日、マニラで中国のふえい外務大臣と会談し、南シナ海の領有権紛争を念頭に、「両国間の相違」は平和的な話し合いで解決をめざし、両国間の関係全体に悪影響を与えないことで合意しました。アキノ氏はふ氏に対して、「フィリピン人は理性的な国民であり、平和で安定した地域を臨んでいる」と述べ、「両国間で達成可能な目標と、適切なタイムテーブルを設定することが大切だ」と提案しました。ふ氏は「中国はフィリピンとの長い友好関係を非情に重視している」とする胡錦濤国家主席の親書を伝達。両国民の利益のために関係を前進させたいと述べました。
【2012年10月21日付しんぶん赤旗に掲載】