人口多能性幹細胞(iPS細胞)の開発で、ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった京都大教授・山中伸弥さん(50)の研究を支援する寄付が急増しています。インターネットの寄付サイトや、山中さんが所長を務める京大iPS細胞研究所には、8日夜の受賞発表からわずか4日で約1800件、計2600万円以上が集まりました。

 山中さんは、同研究所の職員や研究者の約9割が非正規雇用で身分が不安定なため、2009年に「iPS細胞研究基金」を設立。今年2月には、一般財団法人「ジャスト・ギビング・ジャパン」が運営する寄付サイトで募集を始めました。

【2012年10月14日付しんぶん赤旗に掲載】