日本共産党が9月25日に発表した「『即時原発ゼロ』の実現を――日本共産党の提言」への反響が広がっています。

<静岡県湖西市長・三上元(はじめ)さん>
 
共産党の「提言」のいうように原発を即時ゼロにしても問題ないと思います。今年の夏も大飯原発を再稼働しなくても電力は足りたのですから。政府は「足りない」と言っていましたが、ウソだということでしょう。

 原発はコストが安いというのも間違い。確かに発電するコストだけみればそうかもしれませんが、事故対応、廃炉、10万年にも及ぶ放射性廃棄物の管理を考えれば、原発のコストは高いのです。

 私が「脱原発をめざす首長会議」に参加し原発ゼロを主張しているため、市議会から「国のやることで、市長がやることではない」と言われたこともあります。ただ、何も言わなかったら6万人市民の生命と財産が侵される可能性があります。これも市長の大事な仕事です。

 湖西市は浜岡原発から60キロ圏です。福島の事故では60キロ圏の福島市なども放射能で汚染されました。事故の影響を受ける地元自治体としても、浜岡原発はすぐに永久停止を決めてもらいたい。

【2012年10月12日付しんぶん赤旗に掲載】