日本共産党志位和夫委員長が第26回JA全国大会でおこなったあいさつは次のとおりです。

 みなさん、こんにちは。(「こんにちは」)。
日本共産党志位和夫でございます。第26回JA全国大会のご盛会おめでとうございます。この大会の主題「次代へつなぐ協同」には、「力をあわせることの大切さを次の世代につなぎたい」という思いが込められていると伺いました。私たち日本共産党はつぎの3つの点でみなさんと力を合わせてがんばりぬくことをお約束します。

 第1は、東日本大震災からの復興です。被災から1年7ヶ月を経てなお営農再開の見込みが立った農地はわずか39%。いのちと暮らしが、脅かされ続けています。「復興より先にやるべきことはない」、この立場でご一緒に全力を尽くします。(拍手)

 第2は、TPP参加絶対阻止です(拍手)。JAのみなさんをはじめ、国民のたたかいが、政府の参加表明を拒んでいます。同時に、牛肉の輸入規制緩和などTPP参加を先取りする動きも生まれています。参加断念に追い込むまで、ご一緒にがんばりぬこうではありませんか(拍手)。

 第3は、原発ゼロの実現です。みなさんがこの大会で「持続可能な農業の実現」と「安全・安心な食料の「供給」という立場にたって「脱原発」の方針を掲げられたことを心から歓迎いたします。この分野でも大きな共同が広がることを願っています。

 「土に立つ者は倒れず、土に活きる者は飢えず、土を護る者は滅びず」という先人の言葉がありますが、まさに「農は国の基」であります。JAのみなさんのますますのご発展を願うとともに、日本農業の豊かな発展のために力を合わせてがんばる決意を申し上げ、お祝いのごあいさつと致します。

【2012年10月12日付しんぶん赤旗に掲載】