私たちの体は、骨や血液、筋肉、臓器などさまざまな器官、組織で成り立っています。それぞれの器官や組織でつくっているのは、形態や機能の異なる細胞です。しかし、これらの細胞も、もとは1個の細胞(受精卵)でした。
このように、受精卵はあらゆる細胞に分化する能力(多能性)をもっていますが、分化が進むにつれて多能性は失われます。皮膚や心筋をつくる細胞(体細胞)が別の種類の細胞になることはふつうありません。
山中さんは、この“常識”を打ち破り、ヒトの皮膚の細胞から、どんな細胞にもなる能力を持つ「人口多能性幹細胞(IPS細胞)をつくり出しました。<後略>
【2012年10月9日付「しんぶん赤旗」に掲載】
このように、受精卵はあらゆる細胞に分化する能力(多能性)をもっていますが、分化が進むにつれて多能性は失われます。皮膚や心筋をつくる細胞(体細胞)が別の種類の細胞になることはふつうありません。
山中さんは、この“常識”を打ち破り、ヒトの皮膚の細胞から、どんな細胞にもなる能力を持つ「人口多能性幹細胞(IPS細胞)をつくり出しました。<後略>
【2012年10月9日付「しんぶん赤旗」に掲載】