遂に京都大の山中伸弥教授にノーベル賞が受賞されることになった。スウェーデンのカロリス研究所は8日、今年度のノーベル賞受賞者を発表した。IPS細胞(万能細胞)研究所の山中伸哉教授(50)と、英ケンブリッジ大学のジョン・がートンの2人だ。山中氏は、皮膚細胞に4種類の遺伝子を入れることで、あらゆる組織や臓器に分化する能力と高い増殖能力をもって、多能性幹細胞(IPS細胞)を作り出した。
拒絶反応のない再生医療や難病のしくみ解明、新薬開発など医療全般での応用が期待される。最初の成果が米科学雑誌に掲載されてから6年余りとスピード受賞だった。
拒絶反応のない再生医療や難病のしくみ解明、新薬開発など医療全般での応用が期待される。最初の成果が米科学雑誌に掲載されてから6年余りとスピード受賞だった。