中米コスタリカの首都サンホセの通りに最近、道路名表示がいっせいに登場しました。これまで道路標示がなく、住民は店や給油所を目当てに移動するしかありませんでした。アラヤ市長は「『ピザ屋から北へ200㍍』と説明していた道路案内は今後、道路名と地番でできるようになる」と胸を張っています。

 新設された表示は首都全域で約2万2000個。郵政当局によると、コスタリカでは郵便の4分の1は届かないのが常態化しています。

 道路名表示がないばかりに郵便の未達、返送、再送がくり返され、経済損失は年間7億2000万ドル(約560億円)と推計されたこともあります。
【2012年10月4日付しんぶん赤旗に掲載】