「原発ゼロ」をめぐり、内閣改造を断行したばかりの野田政権で早くも掻く無い矛盾が表面化しています。枝野幸男経産相は1日昼の記者会見で記者団から、政府が大間原発などの建設継続を決めながら「2030年代原発稼働ゼロ」を掲げたことに、「看板に偽りあり」だとの指摘が出されました。これに対し枝野氏は「政府は2030年代に『原発ゼロ』とすると決めたものではない」と断言しました。

 野田首相は、財界やアメリカの圧力を受け、2030年代「原発稼働ゼロ」方針の閣議決定を見送りながら、民主党代表選挙の街頭選挙ででは「『原発ゼロ』の社会をめざす、政府として決めた」(9月19日)と強調していました。枝野氏の発言は、首相発言のごまかしを図らずも証明したのです。<後略>

松下ゆたかのコメント 政権公約を投げ出し、「やらない」と言っていた消費税増税は自公を抱き込んで強行した民主党政権に期待するものは何もありませんが、今度は最重要政策で国民をたぶらかしています。

 選挙が近いので国民の強い要求である「原発ゼロ」をあたかもやるような素振りを見せましたが、うそ八百でした。「振り込めサギ」に酷似している「(1票)振り込めサギ」という手法です。こんな政党は選挙で大敗させましょう。