「九条の会」は２９日、東京の日比谷公会堂で、講演会「三木睦子さんの志を受け継いでーー今、民主主義が試されるとき」を開きました。全国各地から１８００人が参加。自民党が憲法改悪と集団的自衛権の行使を公言する安部晋三元首相を総裁に再選し、改憲を公然と掲げる「日本維新の会」との連携の動きを示すなか、参加者からは「危機感をもってやってきた」という声が相次ぎました。
◆大江健三郎（作家）さんーー「この国は民主主義の国だろうか？」と問いかけ、原発再稼働ゼロを「承服しかねる」とした日本経団連会長の発言に左右される政府を批判。「沖縄のオスプレイについて考える人たち、原発再稼動反対の大きい運動は、２つとも憲法に関わっている。憲法９条を世界に向かって守り抜くことが、いま、現在の日本の民主主義にとってもっとも重要なことだ」と述べました。
◆奥平康弘（憲法研究者）さんーー自民党や「日本維新の会」が改憲手続きを定めた憲法９６条の改定を正面に掲げ９条の改定を狙っている現状を指摘。「９条の会が立ち上がったときの魂が問われている」と強調。「９条の会の活動を進めて、９条の魂を再び、選び取ろう」と呼びかけました
◆澤地久枝（作家）さんーー「戦争はダメ」と言い続けた三木睦子さんの生き方をエピソードを交えて紹介。民主、自民両党の党首選にふれ、原発再稼働や集団的自衛権の問題を批判し、「私たちは未来がどうなるか選択する場所に立っている」と呼びかけました。
【２０１２年９月３０日付「しんぶん赤旗」に掲載】
◆大江健三郎（作家）さんーー「この国は民主主義の国だろうか？」と問いかけ、原発再稼働ゼロを「承服しかねる」とした日本経団連会長の発言に左右される政府を批判。「沖縄のオスプレイについて考える人たち、原発再稼動反対の大きい運動は、２つとも憲法に関わっている。憲法９条を世界に向かって守り抜くことが、いま、現在の日本の民主主義にとってもっとも重要なことだ」と述べました。
◆奥平康弘（憲法研究者）さんーー自民党や「日本維新の会」が改憲手続きを定めた憲法９６条の改定を正面に掲げ９条の改定を狙っている現状を指摘。「９条の会が立ち上がったときの魂が問われている」と強調。「９条の会の活動を進めて、９条の魂を再び、選び取ろう」と呼びかけました
◆澤地久枝（作家）さんーー「戦争はダメ」と言い続けた三木睦子さんの生き方をエピソードを交えて紹介。民主、自民両党の党首選にふれ、原発再稼働や集団的自衛権の問題を批判し、「私たちは未来がどうなるか選択する場所に立っている」と呼びかけました。
【２０１２年９月３０日付「しんぶん赤旗」に掲載】