埼玉革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす埼玉の会)は27日、さいたま市の埼玉会館で「講演と文化の夕べ」を開催し、500人以上が参加しました。

 
日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者が「世界の流れと日本の未来」と題して講演。尖閣諸島問題について、歴史的事実と国際法に基づく話し合いが重要だと述べました。侵略戦争への反省がない日本政府を批判するとともに、中国政府に対しても「覇権主義的逸脱があれば厳しく批判する」と語りました。

 世界の流れについて緒方氏は「平和の共同体が広がっている」と強調。問題の平和的解決というASEAN(東南アジア諸国連合)のやり方が世界に広がり、アメリカ言いなり軍政を脱して、民主的な手法で独自の革新政策を進める中南米諸国の状況を語りました。

 緒方氏は、ニホンの閉塞状況について「国のかじ取りを根本から変える必要がある。アメリカ・財界いいなりという長年の病にメスを入れなければならない」と述べ、
日本共産党の前進や革新懇の役割の重要性を力説しました。

 文化行事ではスタンダップコメディアンの松元ヒロさんが、「原発ゼロ」のデモなどを題材にした話芸で会場を沸かせました。
【2012年9月30日付しんぶん赤旗に掲載】