大阪革新懇は11日、学習講演会「選挙情勢と『維新八策』を読み解く」を大阪市内で開きました。「維新八策」最終版を発表し、国政進出を狙う橋下・「維新の会」の強権独裁政治にストップをかける運動を強めようと、65人が熱心に討論しました。

 鰺坂真代表世話人が「『日本維新の会』と名前を変えて国政進出を狙っているようだが、大阪でしっかりと対決し、『維新の会』の動きをくい止め、全国に強権独裁政治を広げさせない責任を果たしていきたい」と主催者あいさつしました。

 立命館大学の森裕之享受が「橋下・維新の会と『維新八策』」と題して講演。「都市間競争」で勝ち抜くという橋下徹大阪市長の究極の取り組みは「統治機構改革」で道州制だとのべ、、「本音は大阪都をすぐになくして関西州をつくるという。統治機構を権力で好き勝手に変えていくいいかげんな話で、だまされてはいけない」と批判。「八策」の中身を告発し、橋下氏らの議会軽視、労働基本権無視、公務員が自由にモノもいえない国家は恐ろしいと指摘しました。

 参加した60歳代の女性は「よくわかる話でよかった。市民にもっと広げることが大事だ。各分野ごとの学習会も開いてほしい」と話していました。

【2012年9月12日付しんぶん赤旗に掲載】