8月に着任したアルフレッド・マグルビー在沖縄米総領事の暴言が沖縄県内で怒りを広げています。暴言は、4日の就任会見で出ました。マグルビー氏は、沖縄県民が閉鎖・撤去を求めている米軍普天間基地の危険性について「飛行場の周りに住む者はある程度危険があると思うが、特に危険と言う認識はない」と発言。同基地についてブッシュ政権時代のラムズフェルド米国防長官が現地を視察し、「世界一危険」と認めているにもかかわらず「誰が言ったのか分からない。どうして『世界一』というのが付いたのか。それが一人歩きしているが、その認識は全くない」と否定しました。

 同基地が住宅密集地の真ん中にあることには「歴史の流れの中で、なぜその周りに(住宅が)密集したのか不思議だ」と表明。オスプレイ配備に県民がこぞって反対の声を上げていることに対し「辺野古に代替施設があれば、密集地の上を飛ばなくてもいい。(辺野古へ移せば)これほど異論も出ないのではないか」とし「一日も早く動かした方がお互いに良い」と話しました。

 辺野古への「移設」は「先行きは、長い目で見れば楽観している」とあくまで新基地を押し付ける姿勢をあらわにしました。

【2012年9月7日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント 沖縄の歴史も県民感情もわからない人物を、よくも最高責任者に据えたものだ。上から目線で傲慢な態度をひけらかせる総領事のもとでは、県民との軋轢は強まり、米兵の犯罪も増えるのではないか?少なくても前任者のように“低姿勢”で臨むのが常識だ。ただちに解任し、荷物をまとめて沖縄から出て行きなさい。マグルビーゴーホーム!