アメリカ大リーグのレイズとレンジャーズ戦が行われている。先発したダルビッシュ有は5回まで好調レイズをノーヒットに抑え、自身最多タイの13勝目をめざしている。体調もよく精神的にも安定しているようで右、左のコーナーいっぱいにさまざまな球種を投げ込んでいる。

 この日、レンジャーズは石巻市の少年野球チームを招待し、さまざまなイベントで歓待した。圧巻だったのは、少年野球のキャプテンが始球式を行い、大きな拍手を受けたことだ。アメリカ国民の被災地への温かい思いが伝わってきた。少年は内野席で試合を観戦している。

 ダルビッシュは、ここ数試合に勝ち星に恵まれなかったが、ぜひ少年の前で勝利し、15~20勝をめざしてほしい。午前10時35分、レンジャーズのキンズラーがレフトスタンドへ豪快なホームランを放ち、1点リードしたまま、後半に突入した。ダルビッシュについてワシントン監督は「スライダーがカギになるが120球を目安に投げてもらう」と完投をも視野に考えているようだ。