オーストラリアのカー外相は25日、米軍基地を同国内に設置することは「オーストラリアの利益とはならない」と述べ、反対する考えを改めて示しました。同国の各メディアが26日、伝えました。米軍は太平洋に展開する海軍兵力を強化するため、豪州に永続的な海軍基地の設置を検討していると伝えられています。両国は昨年、2500人規模の米海兵隊舞台を豪北部ダーウインにローテーション(巡回)駐留させることで合意しています。

 カー外相は地元メディアに対し、「米側は国防費をいっそう削減せねばならない時に、経費がかかるのでそういうこと(豪州への基地設置)はやらないだろう」と指摘。米軍が同国内で訓練を行うことは歓迎しながらも、国民は「永続的な米軍基地」の設置を快適と思わないだろうと述べました。

 また、中国に対しては、「豪州は広大な大陸にわずかな人口を抱える国であり、米国との同盟関係にこれからも頼る」ことを理解するよう求める一方、「中国を封じ込めようという考えは全面的に拒否する。中国とは関係を築くことを望んでいる」と述べました。
【2012年8月28日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント いやぁー感心しましたね。これぞ対等平等の主権国家の外相のあるべき姿ですよ。日本も卑屈になっていないで早くオーストラリアのような国になってほしい。

 いつまでも「日米安保」を“錦の御旗”にしていると、どこの国からも相手にされなくなりますょ。アメリカには、日米安保条約の10条に明記されている「廃棄通告」を郵送し、「日本は手狭な国なので、1年後には基地をすべて開放していただき、世界中の人々が交流できる「国際科学文化都市・ニッポン」をめざします。

 ぜひ、これからも仲良くしましょう」と。そして、中国・韓国・北朝鮮には「これからは安保も基地もなくなるので、お互いの軍備も減らし、国民生活を向上させ、平和で安定した民生重視の北東アジアを造りましょうと呼びかけたらいかがでしょう。いがみ合う関係は、世界中からなくしていこうではありませんか。憲法9条を力に!