首都圏反原発連合(反原連)の代表は22日、首相官邸で野田佳彦首相に面会し、ただちに原発ゼロを決断するよう強く求めました。野田首相が、「中長期的に原子力に依存する体制を変えていくことを目標にしている」と従来の見解をくり返したため、反原連側は「承服しかねる」と表明。面会後の記者会見で抗議行動を続けていくことを明らかにしました。

 この日、反原連は首相に要求書を提出。▼大飯原発の再稼働を中止すること▼現在、検査で停止中のすべての原発の再稼働をさせないこと▼国策としての原子力政策を全原発廃炉の政策へと転換すること。▼原子力規制委員会委員長および委員の人事案を撤回することーーを求めました。

<あす官邸前行動>
 反原連の有志が呼びかける首相官邸前抗議行動が、24日午後6時から8時まで、官邸前と国会一帯でおこなわれます。抗議行動は、今回で20回目です。
【2012年8月23日付しんぶん赤旗に掲載】