子育て新システム 「修正」法案の問題点は?村山祐一帝京大学教授(保育学)に聞く【最終回】 | 松下ゆたかオフィシャルブログPowered by Ameba
【Q】保育の質はどうなるの?
【A】
今は、認可保育所の職員配置や子ども1人当たりの面積は、国の基準に従うことになっています。ただし、待機児が多い市町村では、国の基準より面積が狭くてもよいことにしており、大阪市で実施されています。
認可保育所以外の施設でも、幼保連携型の認定こども園の職員配置などで一定の基準はあるものの、多くは自治体まかせなど、基準をゆるめる方向になっています。
「新システム」関連法案について、小宮山洋子厚生労働相は、「修正」しても「8割は実現できる」と強調しています。同法案は、国会で問題点を徹底審議して廃案にすべきです。
【2012年8月12日号「しんぶん赤旗」日曜版に掲載】