経済産業省原子力安全・保安院が大飯原発3、4号機の敷地内の断層の再調査を関西電力に指示しましたが、その再調査をおこなうのが同原発の設置申請時に同様の調査を行った三菱グループ企業であることが分かりました。専門家からは「再調査は第三者がすべきだ」という批判の声が上げっています。
【2012年8月13日号しんぶん赤旗日曜版に掲載】

松下ゆたかのコメント 毎週金曜日の首相官邸前の抗議行動には10万~20万人もの人々が駆けつけ、「大飯原発の再稼働を撤回せよ」と訴え、全国に波及しています。それなのに、“おざなり調査”でごまかそうとする、この感覚は恐ろしいものです。「赤旗」の記事には「ボーリング調査など対象は同原発周辺の8ヶ所。このうち数メートルの溝を掘り、地層の様子が直接観察できるトレンチ調査も実施するのはわずか2ヶ所だけ」「ボーリング調査では地層断面の様子が把握できません。トレンチ調査の場所も問題のF-6から外れる恐れのあるポイントとなっています」と告発しています。「安全神話」が染み付いている輩(やから)を一掃し、脱原発の日本をたたかいとりましょう。