民主、自民、公明3党が8日にも消費税増税法案の採決を狙うなか、日本共産党、みんなの党、社民党の3党は2日、国会内で書記局長・幹事長会談を開き、同法案の採決を阻止し、廃案に追い込むために内閣不信任決議案を提出することで一致しました。その他の4党にも呼びかけて共同で提出し、可決をめざすことを確認。そのために各党による党首会談を呼びかけることを決めました。会談は日本共産党市田忠義書記局長が呼びかけたもの。

 会談後の記者会見で
市田氏は「今国会での消費税増税法案の成立を阻止し、廃案に追い込むために内閣を不信任するという1点だ」と述べました。みんなの党の江田憲司幹事長は「「採決を阻止し、廃案に追い込むために他の野党にも強く同調を呼びかけたい」とのべ、社民党の重野安正幹事長は「採決を阻止するために取りうる手段は不信任案しかない。各党に働きかけたい」と述べました。

<志位和夫委員長が会見>
 
日本共産党志位和夫委員長は記者会見で自公両党の対応について「私たちは増税反対の立場で不信任案を提起するが、不信任案そのものは『野田内閣を信任せず』という一文だ。自公両党も、よもや『野田内閣信任』とはならないだろうと思っている」と述べました。
【2012年8月3日付しんぶん赤旗に掲載】