日米両政府が配備を強行しようとしている米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが、本土で行う低空飛行訓練で、地上200フィート(約60㍍)での実施を想定していることが24日、分かりました。オスプレイ配備に伴う米軍の「環境レビュー」(6月13日公表)の付属文書に記載されていました。
航空法が定める最低安全高度は人口密集地で300メートル、それ以外で150メートルとなっており、高度60㍍での飛行はこれを大幅に下回るものです。住民を危険にさらす訓練であり、オスプレイ配備への反発はさらに強まりそうです。米軍の低空飛行訓練に関する1999年の日米合意は、「在日米軍は、国際民間航空機関(ICAO)や日本の航空法により規定される最低高度基準を用いて」いると明記しており、これと明確に矛盾します。
【2012年7月25日付「しんぶん赤旗」に掲載】
日本共産党の塩川鉄也衆院議員は24日の衆院総務委員会でオスプレイによる低空飛行訓練が全国7ルートで計画されている問題を取り上げ、「オスプレイの配備と低空飛行訓練の中止をアメリカに求めよ」と迫りました。塩川氏は、米軍の報告書が、岩国基地やキャンプ冨士(静岡県)に加え、「他の米軍施設に飛行することもあり得る」としていることを挙げ、「三沢、横田、厚木基地が含まれるのか」と追及。防衛省の神風英男政務官は「そういう理解でいい」と認めました。
【2012年7月25日付「しんぶん赤旗」に掲載】
航空法が定める最低安全高度は人口密集地で300メートル、それ以外で150メートルとなっており、高度60㍍での飛行はこれを大幅に下回るものです。住民を危険にさらす訓練であり、オスプレイ配備への反発はさらに強まりそうです。米軍の低空飛行訓練に関する1999年の日米合意は、「在日米軍は、国際民間航空機関(ICAO)や日本の航空法により規定される最低高度基準を用いて」いると明記しており、これと明確に矛盾します。
【2012年7月25日付「しんぶん赤旗」に掲載】
日本共産党の塩川鉄也衆院議員は24日の衆院総務委員会でオスプレイによる低空飛行訓練が全国7ルートで計画されている問題を取り上げ、「オスプレイの配備と低空飛行訓練の中止をアメリカに求めよ」と迫りました。塩川氏は、米軍の報告書が、岩国基地やキャンプ冨士(静岡県)に加え、「他の米軍施設に飛行することもあり得る」としていることを挙げ、「三沢、横田、厚木基地が含まれるのか」と追及。防衛省の神風英男政務官は「そういう理解でいい」と認めました。
【2012年7月25日付「しんぶん赤旗」に掲載】