米海兵隊岩国基地への垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの搬入について防衛省は20日、岩国市と山口県に対し、23日に輸送船が到着し、機体を陸揚げするとの日程を正式に伝達しました。

 これに対し、岩国市の福田良彦市長と山口県の二井関成知事は配備手続きの中止を改めて求めるなど、日米安保条約を盾に米軍の配備計画を容認してきた野田内閣への批判と計画への反対が広がっています。

◆岩国市長 防衛局長に対し「搬入は認められないと再三要請し、政府としてもしっかり応えてくれると期待していたが、裏切られた」と批判し、「日米安保体制への影響も懸念される」と指摘しました。

◆山口県知事 防衛局幹部に対し、「誠に遺憾。住民の安全よりも米側の手続きと日程を優先した配備手順がこのまま強行されれば、日米安保体制への影響も懸念される」とする抗議文を提出。同知事は記者団に「憤りを感じる」と語りました。
【2012年7月21日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント 政府が国民の命と財産よりも安保条約を優先することがはっきりし、防衛省が国民を「守る」ものではなくアメリカを守るお役所であることがはっきりしてきた。

 岩国市長と山口県知事がいみじくも言われたように、危険なオスプレイ配備を強引に推し進めるなら、その苦しみを押し付ける元凶である「安保条約」そのものを見直し、条約10条の規定に基づいて、国会で決議しアメリカ政府に解消を通告しようではないか。アメリカいいなりの“売国奴”=野田佳彦に大喝ッ!