15日放送のNHK「日曜討論」。番組に出席した民間の論客の間で「政党とは何か」が議論になり、司会者が日本共産党を政党らしい政党の例として挙げる一幕がありました。「既成政党」は「政党の体をなしていない」と口火を切ったのは、自民党政権で自治相(当時)秘書官、民主党政権で総務相を務めた片山善博慶応大学教授。「2大政党はどっちかというと現職議員のクラブ、現職ないし落選組と次の候補者のクラブになっている」「いろんな(政治)塾が立ち上がるけど、結局、既成政党と同じことをやっている」と指摘したうえで「本来の政党をつくろうという動きがあってもいい」と述べました。

 「本来の政党」とは何かという片山氏の発言を受けて司会の嶋田敏雄解説委員は「”自前で組織を”と政党助成金を拒否している
共産党はまさにそういう組織論を主張している」と述べ、「政党が足腰を鍛えることは、今後出てくる新しい政党に関しても重要な課題ではないですか」と提起。発言を求められた浜同志社大学大学院教授も「それは非常に重要な課題だと思います」と応じました。

 党員を増やし、、党費や
しんぶん赤旗の発行収入に依拠し、草の根の政治活動を展開し、政党助成金を拒否する日本共産党の値打ちは、ますます光っています。
【2012年7月18日付しんぶん赤旗に掲載】