オスプレイが9日、機体のトラブルのため、米南部ノースカロライナ州の民間空港に緊急着陸していたことが判明しました。米国内での民間空港への緊急着陸は、ニホンでも同様の事例が発生する可能性を示しています。

 米軍は日米地位協定により、年間数百回、国内の民間空港を使用しています。その中には緊急着陸も含まれています。また、2004年にはオスプレイと交代する予定のCH46ヘリが島根県での訓練の帰りに河川敷に緊急着陸する事故も起こしています。

 藤村修官房長官は11日の記者会見で、今回のオスプレイの緊急着陸について「こうした緊急着陸、予防着陸は、オスプレイに限らず航空機や民間機を含んで少なからずある一般の事例だと理解している」と述べました。“大したことはない”と言いたかったかもしれませんが、逆に、オスプレイが民間空港に着陸する可能性は大いにあることを認めた発言です。
【2012年7月12日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント 藤村官房長官の考えは根本的に間違っています。“国民の命と安全第一”が欠落しており、緊急着陸まで「合理化」するようでは失格です。アメリカであれ誰であり、危険なモノは危険と言うべきです。アメリカ言いなりの官房長官に大喝ッ!