消費税増税、社会保障の切り捨て、生活保護改悪など国民の生活を無視し突き進む野田政権に対し、「このまますすむと困っちゃう人々の会」は9日、官邸前で行う「スタンディングアクション」の記者会見を開きました。同会は、作家の雨宮処凛さんなど、貧困問題に取り組む幅広い人たちでつくられています。18日から毎週水曜日の夕方6時から8時まで行います。

 「会」の1人、川添誠さん(首都圏青年ユニオン書記長)は「生活保護受給者は生活保護バッシングで肩身の狭い思いをしています。生活困窮者や、立場の弱い人ほど声を上げにくい状況です」といいます。

 「大声を上げなくても、みんなで集まって横断幕を掲げたり、語り合う場を設けるなど、多様なスタイルを考えています。官邸前を埋め尽くすのが夢です」と話しました。尾藤廣喜弁護士は「生活保護制度は、国が最低限の生活を保障するという大切な制度。最低賃金や年金など各種の社会保障制度に連動するため、受給しているはとだけの問題ではありません」とのべました。18日には、宇都宮健児前日弁連会長も参加予定です。
【2012年7月10日付しんぶん赤旗に掲載】