自民・公明との密室談合による消費税増税法案の採決強行を機とする民主党分裂が、同党の地方組織にも広がっています。野田佳彦首相は「一日も早く党の規律を回復して態勢の立て直しを早急にしなければならない」(3日)としていましたが、事態は逆に進んでいます。

 小沢一郎元代表の地元・岩手の同党県連はホームページを閉鎖。2人の衆院議員が離党した沖縄県連のホームページも、通常のインターネット上のアクセスが出来なくなっています。

 岩手県連では小沢氏の他、畑浩治衆院議員、主濱了参院議員らが離党。同県連代表は小沢氏が務めていましたが、県連関係者の1人は「県議会も分裂だ。民主党が使ってきた建物やスタッフは基本的に小沢氏のものなので、このまま民主党が使うことはできない」と困惑の状況。小沢氏はすでに県連代表の退任届けを提出しているようですが、、県連サイドの処分がまだ決まっていないといいます。

 同党沖縄県連では、3区の玉城デニー議員と4区のズケラン長敏議員が離党し、沖縄の選出国会議員はゼロになりました。2010年の参院選挙では、選挙区候補の擁立さえできず、比例候補の県連代表も落選しました。6月の沖縄県議選でも、1議席がやっとという大惨敗でした。同県連関係者の1人は「総選挙や来年の参院選挙に向けて、地方組織の再建、候補者の擁立などが課題となるが、まず民主党の候補になってくれる人がいるかどうか。県議会も1人では分裂しようもない」と述べています。<後略>
【2012年7月8日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント 先日の夜、埼玉県庁そばの民主党の県連事務所の前を通ったら、2人の男性が横断幕を持って立っていました。その横断幕には「亡国の民主党、早く解党せよ」と大書してありました。

 私が昼間、「消費税増税はやめさせましょう」と、流しテープを使って宣伝していると、通行人や車のドライバーが手を振って応援してくれます。今度は、比例だけではなく、小選挙区でも共産党の候補者を国会へ送らなければと張り切っています。