毎週金曜日のデモに、10万を超える人たちが集まっています。子ども連れの人、赤ちゃんを抱くお母さん、サラリーマン、老夫婦など、これまでにない人たちが声を上げ始めています。この勢いは、誰にも止められないことを、今こそ示していきましょう。大飯原発の再稼働、本当に残念です。

 ゲート前に座り込んで抵抗した人たちの声は、私たちみんなの叫びでした。これは、たたかいのほんの始まりです。原発再稼動が次々と追いかけてくるでしょう。もう1つ、政府が抜き打ちで改定した原子力基本法の中に、原発は国の「安全保障」に寄与すらために開発する、という一行が加えられました。

 広島、長崎で被曝し、福島で被ばくした日本が、核武装に踏み出すなんて、断じて許されません。脱原発のたたかいは、未来の日本を決める大きな鍵になりましたね。頑張りましょう。
【2012年7月8日号「
赤旗」日曜版に掲載】