「再稼働ノー」の声が空前の規模で高まるなか、関西電力は1日、大飯原発3号機の原子炉を起動しました。同原発の起動は1年3ヶ月ぶり。全国50基の原発は昨年3月11日の東日本大震災で発生した東京電力福島第一原発事故後、定期検査入りとともに、原発に対する国民の不安と政府・電力会社への不信で、5月5日以降、すべて停止していました。

 政府は財界圧力のもと、国民世論を無視し、原発の安全対策を二の次に、再稼働を決定しました。同日午後9時ごろ、核分裂を抑制していた制御棒を引き抜き、核分裂が開始。4日に送電をはじめ、8日にフル稼働する予定です。

 関西電力は、4号機も早ければ17日に起動し、18日に臨界、20日の再稼働を経て、24日にフル稼働したいとしています。
【2012年7月2日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント 何の根拠もなしに「安全宣言」して、日本中で沸き起こる「再稼働やめろ」の抗議を無視して、危険な大飯原発を再起動させた野田義行はもはや首相の資格はないと考えます。即刻、責任をとって辞めるべきです。あくまでも総理の座にしがみつくのなら、世論の力で退陣させましょう。野田首相とともに裏であやつる経団連の米倉会長に大喝ッ!