日米両政府が8月にも垂直離着陸機MV22オスプレイの米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)への配備を狙っている問題で、沖縄県議会をはじめ県内41市町村議会で、配備反対の抗議決議・意見書が可決されたことが20日、わかりました。オスプレイ配備の断念を日米両政府に迫る“オール沖縄”の強固な意志があらためて示されました。

 抗議決議・意見書の可決は、昨年7月の県議会をはじめ各市町村議会で相次ぎ、那覇市議会では4度可決するなど、配備への全県的な怒りが高まっています。

 20日に可決された伊是名(いぜな)村議会の意見書は、オスプレイ配備について「全県民の平和的生存権を蹂躙するもの」として撤回を強く求めています。
【2012年6月21日付
しんぶん赤旗に掲載】


松下ゆたかのコメント 私が20代の頃も政治的高揚のもとで、よく集会に参加しましたが、「沖縄を返せ」の歌を唱和して気勢をあげたものです。沖縄では、戦後半世紀以上にわたって基地の重圧のもとで生活を余儀なくされてきました。いま、沖縄では文字通り“オール沖縄”の結束で「オスプレイ配備反対」「基地返還」のたたかいが発展しています。階級闘争の弁証法そのものです。このたたかいを日本中に広げましょう。