内閣府原子力委員会が原発推進側だけを集めて開いた「勉強会」と称する秘密会議で3月8日、使用済み核燃料を再利用する核燃サイクル政策の見直しを検討していた原子力委員会の小委員会に提出予定の4つのモデルケース(シナリオ)について議論し、このうち高速増殖炉推進に不利なシナリオを隠すことを決めていたことが分かった。小委員会の会議には3つのシナリオしか提出されておらず、秘密会議が核心部分に影響を与えていた実態が一層鮮明になった。
【2012年6月19日「毎日」に掲載】
【2012年6月19日「毎日」に掲載】