沖縄県宜野湾市で17日、「普天間飛行場へのオスプレイ配備等に反対し、固定化を許さず早期閉鎖・返還を求める宜野湾市民大会」が開かれました。

 会場の宜野湾海浜公園屋外劇場には、地域自治会や保育園など広範な団体のノボリが林立。「×」「NO」と大書された紙が会場のいたるところで掲げられました。市スポーツ少年団所属の全13野球チームの小学生もユニホーム姿で参加。会場外にあふれた人も含め、県内全域から5200人が集い、立場の違いを超えて、オスプレイ配備反対が沖縄の揺るがぬ総意であることを改めて示しました。

 防衛省が13日にオスプレイ配備の米軍環境審査報告書を公表して「安全」を叫んだ直後に、米国内でオスプレイが墜落したばかり。主催者あいさつした佐喜真淳・宜野湾市長は、「3ヶ月で2回の墜落事故を起こし、改めてオスプレイの危険性が証明された。9万40000市民の生命と財産を守るため、日米両政府に直ちに配備中止を求める」と明言しました。
【2012年6月18日付
しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント 私も普天間基地を沖縄国際大学の屋上から見たことがありますが、町のど真ん中に米軍基地が居座る世界中で最も危険な基地です。ここに、相次いで墜落事故を起こしているオスプレイを配備するなどとんでもないことです。アメリカもアメリカならこれを無批判に受け入れる日本政府の無神経も異常です。アメリカ言いなりの政治そのものをなくす運動をいまこそ広げましょう。