会見のなかで志位氏は、「国民多数は再稼働に反対であり、福島第1原発事故を踏まえて国民の命と安全を守る立場に立つなら絶対にやってはならない。再稼働決定に強く抗議し、撤回を求めます」と表明しました。志位氏は、首相官邸を1万1千人が包囲し怒りの声をあげるなど、若者ら幅広い国民が日本の針路と未来を真剣に考え、再稼働反対の声を上げていると指摘し、「こうした多くの人びとと手を携えて、無謀な再稼働を中止させ、『原発ゼロの日本』をつくるため力を尽くしたい」と語りました。

 また消費税増税についても「3党の増税合意は、民意に背き、公約を裏切る許しがたいものです」と批判。「たたかいはこれからであり、“消費税に頼らない別の道”への展望を国民に広く明らかにするとともに、“民自公による消費税大増税法案の強行を許すな”という1点で、多くの国民との共同を広げ、廃案に追い込むために全力をつくしたい」とのべました。
【2012年6月17日付
しんぶん赤旗に掲載】