消費税増税採決に反対する超党派国民集会」が14日、憲政記念館(東京)で開かれました。自民・公明両党を除く各党の国会議員152人(代理含む)はじめ多数の人が参加し、会場の外にも300人を超す人の輪が膨らみました。

 「大増税阻止!」ののぼりが林立する中、参加者は「増税談合阻止」のプラカードを掲げ、「その通り「そうだ」の大きな声を上げました。主催は「消費税を考える国民会議」(会長=清水信次日本スーパーマーケット協会会長)。あいさつに立った清水会長は「現在の日本はとても大増税をやる状況ではない。国民の理解もえずにやるなど許せない」と訴え、「そうだ」の声に包まれました。

 日本共産党の志位和夫委員長は国民の過半数が増税反対であり、「民意に背き、公約に背く増税談合は許せません」と強調。日本経済は底が抜けてしまい、中小企業は価格に転嫁できずに倒産に追い込まれると告発し、「共産党はいつでも消費税増税に断乎反対ですが、いまこの時期に増税するというのは判断能力ゼロです」と訴えると、「そうだ」の声と大きな拍手が起き、会場はわきかえりました。

 他の国会議員からも「増税でさらに景気が悪くなり、増税に次ぐ増税になる」(民主・鳩山由紀夫元首相)、「こんなときに増税したら、日本経済はさんたんたる状況になる」(無所属・亀井静香氏)、「連立政権で4年間増税しないと誓ったし、国民は増税など頼んでいない」(社民・福島瑞穂党首)などの意見が相次ぎました。民主党の小沢一郎元代表も参加しました。
【2012年6月15日付
しんぶん赤旗に掲載】