参院の日本共産党、自民党、公明党、新党改革の4党は12日、移植に用いる造血幹細胞の提供を推進する法案を共同で参院に提出しました。日本共産党からは田村智子参院議員が提出者に名を連ねました。

 造血幹細胞は血液の元となる細胞で、骨髄、抹消血管細胞、臍帯血(さいたいけつ)の3種類があり、白血病や再生不良性貧血などの治療のための移植が行われています。骨髄・臍帯血バンク(保管施設)に根拠法がなく、要望が増えていることなどに対応するため法整備が求められています。

 法案では基本理念、国やバンク等の責務などを規定し、骨髄・臍帯血バンクを許可制にし、骨髄ドナーの健康の保護や臍帯血の品質確保などを盛り込んでいます。
【2012年6月13日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント この法案の制定は大変急がれています。小宮山厚労相も13日の参院予算委員会で「今国会で制定できるよう、各党の審議をお願いしたい」と答弁しています。それならば何故、民主党は法案提出に応じなかったのか?消費税増税だけに前のめりの民主党に大喝ッ!