<増税法案に反対の理由は>=暮しと経済、財政、社会を壊すー消費税増税の3つの害悪
神志名解説委員 焦点の消費増税法案に共産党は反対の立場ですが、端的にいって、反対の一番大きな理由は何ですか。
志位 私は、3つの害悪がはっきりしたと思います。第1は、暮しと経済をどん底に突き落とすという問題です。ただでさえ所得と消費が長期にわたって落ち込んでいるもとで、消費税10%をはじめ20兆円もの負担増をかぶせたら日本経済の底が抜けてしまう。
第2は、財政危機をもっとひどくするという問題です。1997年の消費税5%への増税は大不況の引き金をひき、14年間で税収が(単年度で)90兆から76兆に14兆円も減りました。これがひどいかたちでくり返されることになる。
そして、第3は、貧困と格差に追い打ちをかける。いまの税率5%で、所得200万円以下の方は消費税の負担率は5・3%。それに対して200万円以上の方は(負担率が)1・2%。消費税は、所得の少ない方に重くのしかかる最悪の不公平税制です。暮しも、経済も、財政も、社会も壊すものであり、(増税法案は)廃案にしたい、と私たちは決意しております。
神志名解説委員 焦点の消費増税法案に共産党は反対の立場ですが、端的にいって、反対の一番大きな理由は何ですか。
志位 私は、3つの害悪がはっきりしたと思います。第1は、暮しと経済をどん底に突き落とすという問題です。ただでさえ所得と消費が長期にわたって落ち込んでいるもとで、消費税10%をはじめ20兆円もの負担増をかぶせたら日本経済の底が抜けてしまう。
第2は、財政危機をもっとひどくするという問題です。1997年の消費税5%への増税は大不況の引き金をひき、14年間で税収が(単年度で)90兆から76兆に14兆円も減りました。これがひどいかたちでくり返されることになる。
そして、第3は、貧困と格差に追い打ちをかける。いまの税率5%で、所得200万円以下の方は消費税の負担率は5・3%。それに対して200万円以上の方は(負担率が)1・2%。消費税は、所得の少ない方に重くのしかかる最悪の不公平税制です。暮しも、経済も、財政も、社会も壊すものであり、(増税法案は)廃案にしたい、と私たちは決意しております。