作家の大江健三郎」さんや瀬戸内寂聴さん、音楽家の坂本龍一さん、作家の内橋克人さん、評論家の落合恵子さん、ジャーナリストの鎌田慧さん、作家の澤地久枝さん、作家の辻井喬さん、哲学者の鶴見俊輔さんの9氏は、来る7月16日(日)東京・代々木公園に於いて、「さようなら原発10万人集会」の開催を呼びかけました。

 福島第一原発で発生した、世界最大級の過酷事故によって、日本の豊かな自然ー田んぼや畑、森、林、川、海、そして雲も空も放射能によって汚染されました。原発周辺で生活していた多くの人々は、家も仕事も失い故郷を追われ、散り散りになっていつ帰れるかわからない状態です。<中略>

 さらに迫りくる大地震が、原発を制御不能の原爆に転嫁する恐怖を現実のものにしようとしています。それにもかかわらず政府は、電力会社や財界の要求に応じて、やみくもに再稼働を認めようとしています。<中略>

 日本に住むひとびとの8割以上が、「原発は嫌だ」と考えています。世界のひとたちも不安を感じています。しかし、その思いを目に見える形で表現しなければ、原発を護持・存続させようとする暴力に勝つことはできません。私たちはいまこそ、日本の指導者たちにはっきりと、「原発はいらない」という抗議の声を突きつけましょう。<後略>
【2912年6月1日付
しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント 昨年9月の第1回「さようなら原発大集会には、私も参加しました。驚いたことにそれまでいっさい報道しなかった大手メディアがヘリコプターを動員し取材合戦をしていました。私は「これで流れは変わる」と確信しましたが、実際そうなりました。1年後のいまは、50基の原発すべてが停止するなか、政府と財界は「何としても再稼働を」と画策しており、重大な情勢です。家族・友人こぞって参加し、原発ゼロへの流れを本流にさせましょう。