日本共産党志位和夫委員長を宮崎市に迎えて22日開かれた演説会は幅広い人たちが集いました。宮崎県は環太平洋連携協定(TPP)参加で農畜産生産額45%1456億円の被害が出るだけに、「オール宮崎」による反対の共同がかつてなく前進していることの反映です。

 演説会には森永利幸JAグループ宮崎中央会会長が「TPP交渉の参加問題に関し、毅然(きぜん)とした態度で一貫して『断乎反対』の立場をとっていただいております」とのメッセージを寄せました・

 来賓あいさつした河野俊輔知事は「サッカーで言うアウェー(敵地)かと思ってきたら温かく迎えてもらった」と笑いを誘い、「主義・主張の違いはあっても宮崎の再生、日本の復興のために力をあわせていきたい」とのべました。

 綾町の前田町長も「国民のくらしを守るために『健全野党』として、しっかり活躍いただきたい」とエールを送りました。
【2012年5月23日付しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント  宮崎の演説会で来賓あいさつに立った河野俊輔知事は、私が県議時代に自治省から埼玉県に出向して、確か財政課長をされていました。委員会等で何回か接触しましたが、「誠実な人」という印象をもっていました。

 その後、宮崎県の副知事になり、知事になりました。共産党の演説会に来て「宮崎の再生のために力をあわせたい」と呼びかけられた真摯な気持ちは、宮崎県民の総意であり、私も高く評価するものです。政治の大本を変える「オール宮崎」「オール日本」の流れをつくるために、力をあわせましょう。