私自身の話です。3月上旬の朝、血尿が出てビックリしました。近くの泌尿器科の医院に行き、エコーをとって調べてみたところ、「腎臓に大きな影がある」という診断で、さいたま市北区にある社会保険大宮総合病院を紹介されました。CTを撮って細部まで検査した結果、7センチ大の腫瘍があり「腎ガン」と説明されました。一瞬目の前が真っ暗になりましたが、「他の臓器に転移していないので、右の腎臓を全部摘出すれば根治させることはできる」という医師の説明に安堵しました。7時間余の困難な手術が成功し、1ヶ月の入院生活を終え退院することができました。

 腎臓疾患は自覚症状がなく、血液検査にも異常値がでません。従って、60歳前後になったら「人間ドッグ」を受診することが必要です。ぜひ、ブログフレンドの皆さんも気をつけてください。

 なお、私が入院した社会保険大宮総合病院は、さいたま市が合併するときに、閉鎖されようとしましたが、大きな住民運動で存続させることができました。当時、県議だった私は、病院長とともに埼玉県庁に土屋義彦知事を訪ね、「県から国へ存続を強く働きかけていただきたい」と要請しました。建物は古くなっていますが、医療技術と患者への対応は抜群で、深く感謝しています。今後とも公的病院として存続できるよう努力していきたいと思います。