日本共産党小池晃政策委員長は、2日放映のテレビ朝日系番組「ビートたけしのTVタックル」に出演し、討論しました。番組ではこの十数年の間の政治をふ りかえるなか、自民党の小泉政権がテーマに。コメンテーターや各党議員らがこぞって「しがらみをなくした」などと同政権を持ち上げたのに対し、小池氏は 「国民の政権はぶっこわれましたよね」と指摘。労働法制の規制緩和、医療費の削減、優勢民営化など同政権がやったことは失敗が明らかになり、国民の批判を 受けていると述べました。

誕生から2年余の民主党政権に話題が移り、
小池は「民主党と自民党は変らない」と指摘。民主党の原口一博衆院議員が「やってきたことを見てほしい」と述 べたのに対し、小池は同党の公約違反について「マニフェストで掲げていたことをどんどんひっこめている。ことごとく下ろしちゃったじゃないですか」と批 判しました。

選挙制度改革問題がテーマとなり、政治評論家の三宅久之しは「小選挙区制が政治家を劣化させた」とのべました。
小池は「その通りだと思います。変えな きゃいけないが、どの政党が有利かということから抜け出さないといけない。第3局をつくるとか政権交代を可能にするなどでなく、純粋に民意をきちんと反映 する制度にしないといけない」と主張。他のコメンテーターから「正論だな」という声が上がりました。
【2012年4月4日付「しんぶん赤旗」に掲載】