内閣府の有識者検討会は31日、西日本の太平洋沖にある海底の溝「南海トラフ」で巨大地震が発生した場合の震度分布と津波高に関する推計結果を公表しました。東日本大震災と同等のマグニチュード(M)9・0規模の地震が発生した場合、10県153市町村で震度7を記録すると予想。高知県黒潮町の34・4㍍を最大に、6都県23市町村で満潮時に20㍍以上の津波が起こると推計するなど、関東から四国、九州地方にかけての極めて広い範囲が大きな揺れと津波に見舞われる恐れがあるとしてしています。
【2012年4月1日付「しんぶん赤旗」に掲載】