日本共産党大山とも子東京都儀は15日の都議会予算特別委員会で、石原慎太郎知事が前日の同委員会で原子力発電について「極端なことを言うと東京湾のどこかに造ってもいい」と発言した問題を追及し、撤回を迫りました。

石原知事は14日の同委員会で「海岸のそばでは地震の問題もあるかもしれないが、千葉県の山なんかたくさん残っていますから、のこぎり山の頂点にでも造ったらいい」と発言しました。

大山議員は「この発言について「驚くべき暴言だ。重大事故が起きればニホンの心臓部が壊滅的打撃を受ける」と批判し、都民と千葉県民への謝罪を求めました。石原知事が「1つの文明論を言っただけ。何の釈明もしないし謝罪するつもりは毛頭ない」と居直ったのに対し、大山議員は「地震国日本では、山でも海でもどこに造っても地震による重大事故の危険は避けられない。人類は原発事故で放射能が外部に漏れ出したら抑える手段、技術をいまだ手に入れていない」と述べ、原発「安全神話」に固執する知事を批判しました。
【2012年3月16日付「しんぶん赤旗」に掲載】

松下ゆたかのコメント言にも程があります。福島原発の大災害で、いまだに故郷に帰れない人や放射能の汚染が未曾有に広がっているのに、、東京湾のどこかに原発を造ってもかまわないなどの発言は、日本人として許されません。「不信任」「リコール」に値する暴言を許さない世論を広げましょう。