全国農業協同組合中央会(JA全中)は13日、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加断乎阻止の全国要請集会を東京都内で開催しました。全国から農業団体や生協関係者ら1100人が参加。主催者あいさつした萬歳章会長は、野田内閣がアメリカやオーストラリアなどとTPP交渉参加の実質的な事前協議をしているとし、「国民をだます背信行為といわざるを得ない」と厳しく批判。事前協議を中断することを求めて、広範な国民各層と連帯してTPP交渉参加に断乎反対していく決意をのべました。

政党討論会がおこなわれ、民主、自民、公明、社民の各党代表とともに、日本共産党紙智子参院議員(党農林・漁民局長)が発言。会場から「共産党がんばれ。しっかりしている」との声がかかりました。紙議員は、TPPへの参加を心配して北海道の大規模酪農家から離農の訴えがあったことを紹介しながら、TPPは広範な国民生活に犠牲を押し付けるものだと強調。「国益に反するTPPの事前協議を止めるべきです。日本共産党は反対世論を広げるために全力をつくします」と決意を表明すると、大きな拍手がわきました。
【2012年3月14日付
しんぶん赤旗に掲載】