原発大国フランスで11日、福島の原発事故1年にあたり、脱原発を求める「人間の鎖」行動が取り組まれました。主催団体発表で6万人が参加し、1970年代以来の大規模な反原発行動となりました。参加者は午後3時頃、リヨンとアビニョンを結ぶ国道沿い、230㌔(福島ー東京間とほぼ同じ距離)の各地で手を結びました。この一帯は原発14基が設置され、欧州でも原発が多いところです。

同国での大規模な反原発行動で「人間の鎖」は初めて。脱原発ネットワークなど主宰団体は行動後、生命を発表。4,5月の大統領選の全候補に対し、「市民の要求を無視するな」として、脱原発の期日の決定、老朽化した原発の即時停止、原発新設中止、エネルギー転換への投資を求めました。
【2013年3月13日付
しんぶん赤旗に掲載】

松下ゆたかのコメント3・11の1周年は、世界の多くの都市で連帯行動が開かれました。特に、原発大国のフランスで6万人もの人びとが「人間の鎖」をつないだ意義は大きい。被災当事国の日本でさらに大きな運動を起こし、脱原発の流れを加速させましょう。