「ふくしま怒りの総行動ー安心して住み続けられる福島を!」と24日、ふくしま復興共同センターと同放射能対策子どもチームの人たちが福島県から上京し、衆議院第2議員会館で署名提出集会を開き、緊急用急書に基づく省庁交渉を行いました。

集会で母親ら150人が、18歳以下の子どもの医療費無料化を国の制度として創設する署名12万1804人分を各党の紹介議員に提出しました。放射線量の高い福島市渡利地区から参加した佐藤晃子さんは「テレビ番組で、山で落ち葉を拾う場面を食い入るように見ていた3歳の娘が『わたしも(山に)行ったよ。ずうっと昔に』といいました」と涙ぐんで話しました。佐藤さんは「屋外活動が制限される環境で子育てをしていけるのか心が折れそうになります。土や風、おひさまを子どもたちに返してあげたい。せめて子どもだけでも医療費無料にしてください」と訴えました。
【2012年2月25日付「しんぶん赤旗」に掲載】