沖縄県宜野湾市長選が12日投開票され、元市長の伊波洋一氏=日本共産党、社民党、社会大衆党推薦=は大健闘しましたが、及びませんでした。当選は前自民県議の佐喜真淳氏=自民・公明推薦=。

伊波氏は、自身が立候補した過去2回の市長選の得票を上回る2万1712票を獲得しましたが、900票差で惜敗しました。開票結果が判明後、伊波氏は支援に謝意をのべ、のべ、「これをもって宜野湾市民が県内移設を容認したとは言えない。これからも、みなさんとともに基地問題解決に頑張っていきたい」と語りました。

選挙事務所には訪米を終えたばかりの稲嶺進・名護市長も駆けつけて伊波氏と握手。「(県内移設反対の)流れは変わりません。これからも力を貸してください」と激励。「自民・公明も佐喜真さんも市民に『県外』を約束したのですから、しっかり守ってもらわねば」と語りました。

日本共産党赤嶺政賢議員は、「新基地建設反対という県民総意は微動だにしません。基地あるかぎり県民を脅かす矛盾は消えません。沖縄県民は屈しない。『基地を撤去せよ』のたたかいは続きます。と語りました。
【2012年2月14日付「しんぶん赤旗」に掲載】


松下ゆたかのコメント本当に残念でした。過去2回の選挙よりも得票を増やしながらも及ばなかったことは残念ですが、大健闘です。相手候補も、当選後「県外移設」を鮮明にしたのですから「オール沖縄」で「県外移設」となり、島ぐるみで基地撤去をめざすこととなりました。選挙に負けても闘いは1歩前に進むという皮肉な結果です。政府を挙げての選挙介入に果敢に挑んだ伊波洋一氏にあっぱれ!