5日投開票された京都市長選で広範な市民と日本共産党 が推す「京都市政を刷新する会」の中村和雄候補(57)=新、弁護士=は前回票を大きく伸ばし、18万9971票を獲得し、大健闘しましたが、及びませんでした。当選は、民主、自民、公明などの「相乗り与党」が推す現職の門川大作候補(61)。京都市中京区の事務所で会見した中村氏は「市民のみなさんが本当に一生懸命に自分の選挙としてたたかってくれました。市民のために引き続き頑張りたいと思います」と話しました。

選挙戦で中村氏は、消費税増税反対、国保料値下げ、公契約条例などの政策を語り、論戦をリードしました。

中村氏の原発をなくす主張に共感した多くの父母らが、初めて選挙応援に
参加。若者文化を支えるクラブの深夜営業を守ろうとの主張は、ツイッターやブログを通じて若者の共感を呼び、中村氏を応援する動きが広がりました。一方、門川いつ陣営は、消費税増税については推進の本音を隠して沈黙したままでした。

開票結果は次の通り。

◆ 当選・門川 大作(61)無所属・現=22万1765票

◆     中村  和雄(57)無所属新=18万9971票

※ (投票率)36・87%